⚽第6回特別スクール⚽ー認知力ー
6月の特別スクールの【テーマ】オフ・ザ・ボール
プロの試合では、90分の試合時間のうち、1人あたりボールにふれている時間は、約3%しかないといわれています。
その3%しかないオンザボールの時間に決定的な仕事をするために、残りの97%のオフザボールの時間でどれだけいい準備をしておけるか!!
思考を止めない事!!
これが非常に重要になってきます。
自分の考える攻撃の選手に大切な事は、相手ディフェンスとは逆の動きをする事です。
相手の矢印を支配する!!
相手の思考の上をいく!!
そのためには、相手を見る【認知】ー判断ー決断を素早く行えるようにならなければなりません。
だから、本日のトレーニングは、この1番大事な【認知】の部分を刺激したくて様々なトレーニングを行いました。
内容としては、4色のビブスをつかいポゼッションを行ないました。
ルールとして、同色へのパスはナシ・リターンなし等、他にもたくさんの考えさせるルール設定をして行いました。
そうする事で、ボールを出す方もしっかりと見ないといけないですし、ボールを受ける方も、同じ色からは、パスがもらえない事でサポートの位置と人を変化させなければなりません。
僕は、こういう難しいですが考えさせながらプレーする練習が大切だと考えています。
言葉で戦術や方法論を指導するより、実際にプレーさせて感じさせる練習が1番重要だと考えています。
その中で、個のチカラで打開しないといけない場面も必ずでてきますし、周りのサポートがないので奪われました!!とならないように個人に目を向けて日々成長してほしいです。
僕の個人的な考えですが、サッカーは相手と闘う競技なので、味方よりも敵をたくさん見る必要があると考えています。
相手をたくさんみるためにも、
ボールを自由に扱えるように!!
ボールを感じずにプレーできるように!!
ならなければなりません。
僕は、それを目指して日々トレーニングしているので、ドリブルスクールではないですし、サッカーはドリブル・パス等とわけて考える事はできないと考えています。
そういった面では、今回のトレーニングは、子どもたちにとっては、新鮮でよかった部分もあったのではないかと感じました。
最後にゲームを行いますが、
頭を休めない事!!
子どもたちにはいつも、攻守両面でプレーに関与し続ける事を求めています!!
同時に動き続けてもらう事で、心肺機能を鍛えてもらっています。
頭の思考が休んでいる子は、足が止まってしまいます。
それが、ボールから離れれば離れるほど関与する意識はうすれてしまいます。
だから今はあえて、狭いスペースでプレーしてもらっています。
ピッチを広くつかう!!
サッカーでは常識になっていますが、僕は全てそれが正解だとは考えていません。
時には、自分達からあえて狭くプレーする事も必要だと考えています。
そうすることで、よりピッチを広く使うことが効果的になると考えています。
狭いスペースでもいきれる選手こそが、本当に技術のある選手だと思いますし、そこにこだわってプレーしてほしいと考えています。
時代は、相手にスペースを与えないコンパクトで組織的な守備をするチームが増えてきました!
だからこそ、今後それを個人で打破できる選手が求められる時代がくると考えています。
この中から、1人でもたくさんトップレベルでプレーする選手がでてきてくれるよう、子どもたちに刺激をあたえ続けていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました
来週も新たな出会いを楽しみにしています。