⚽6/12 ソルビスタαクラス宇治校⚽❝止める❞への追及
お世話になっております。
本日は、悪天候の中ご参加いただきましてありがとうございました。
αクラス宇治校では、更なる技術の向上を目指しいろいろな事に取り組んでいます
6月のArmaは、止める&蹴るに特化したトレーニングを行っています
特に❝止める❞技術への追及は継続していきたいです
僕自身もこの止めるという技術にたいして、小さい頃からこだわりをもって取り組んでいましたが、今思えば、何となく取り組んでいただけだったように思います
本当の止めるを理解していなかったように思います
振り返って思う事は、止めるも運ぶも、トラップという1つの言葉で片づけていました
僕がこの止める技術にたいして、意識を大きく変化させられた試合がありました
忘れもしません、僕がまだ25歳くらいの時に対戦した東京ヴェルディとの試合でした
味の素スタジアムの綺麗な最高のピッチは、雨上がりですごくスリッピーでした
その試合、相手のプレッシャーもすごくはやく、僕は中盤ですごく苦労していました
ただその試合、隣で軽々とプレーしていた選手がいました
藤田俊哉選手というオランダや日本代表でも活躍された名選手です
俊哉さんは、スリッピーなピッチでもファーストタッチが磁石のように足元にピタピタとくっついていました
どんなボールでも完璧に足元にコントロールしていました
試合後のバスで何気なくいわれた一言が、今でも忘れません
『足元に完璧にコントロールする事って難しいだろ?』
『ボールを完全に制止させないから相手が取りにくるんだよ』
『ただ足元にコントロールできたら相手は取りにこれなくなるぞ』
『自分から相手をかわしにいくのか?』
『それとも、相手が取りにこれなくさせるか?』
『お前がどっちを目指すかだな』
僕も小さい頃から、ファーストタッチの重要性を耳が痛くなるほどいわれてきましたし、それなりに自信をもっていました
ただ、今までのコントロールの概念は間違っていたとさえ、身をもって感じた瞬間でした
それまでの僕は、相手がきたらファーストタッチでかわす事が正解だと信じていました
ただ、本当にいい選手達は、一瞬にしてボールから自由を奪うコントロールをします
その瞬間、ボールを奪いにすらいけなくなってしまう経験をよくしました
みんなには、将来ここを目指してもらいたいです
今すぐできずとも、そのコントロールがミスなのか成功なのか日々ジャッジできるようになってもらいたいです
どんなグランド状況・相手の素早いプレッシャーをうけてもみだれることのない完璧なファーストタッチを手にする事で相手は奪いに来ることすらできなくなります
何よりも自分自身が、身をもって経験した一番重要な技術だからこそ、子どもたちにも伝えていきたいです
本当の意味でのサッカーがうまくなるとは、派手なフェイントでも華麗な足技でもなく、こういう地味な技術のレベルアップが大切なんだよと伝えていきたいです
本日も、雨の中送迎等でご協力いただいた親御様には感謝しております
もし、体験含め興味をもっていただいている方がおられましたら、お気軽にご連絡よろしくお願いいたします。