⚽5/15 αクラス宇治校⚽思考をフライングさせる
⚽5/15 ソルビスタαクラス宇治校⚽
お世話になっております。
今回は、前回からのサポートの優先順位に続きパスの優先順位についても整理して取り組んでもらいました。
ひとつひとつ整理して意識して取り組む習慣を身につけることで必ず成長速度も加速します。
プレー同様に成長するための思考も同時に身につけてもらいたいです
『ボール受ける前に周りをみておく』
これは、僕も小さい時からよくいわれてきました
ボールをもっていない時の準備いいかえればオフザボールと呼ばれますが
当時からボールを受ける前に周りをみてから状況判断をし決断をして実行すると指導されていたので、それが正解なんだと思い込み、それを習慣にしてプレーするのが良しと考えていたので、よくも悪くもゲームでいえば決定ボタンをはやめから押してしまっていました。
認知→決断→実行といわれるものです
この習慣では、正直相手のレベルが上がれば対応できません
なので、僕は今はそうは考えていません
認知→予測→決断→実行
ステージが上がれば上がるほど1秒前と1秒後の状況は全く違います
何がいいたいかというと、ボールが来る前に周りの景色(相手・味方・スペース)を観察し『実行』に移す時に先程みた景色の1〜2秒後の状況変化(味方が受けるために走り出すスペース・それに対応するために相手が動くスペース・相手の駆け引き)を予測した上で『決定』ボタンを押せないと本当にいい判断とはいえません
いい選手たちは、振り返った時に見てる景色は同じでも同時に1~2秒後に状況変化するであろう『未来図』を頭の中で予測した映像を描けるので素晴らしいプレーができるんだと感じました
これは攻守においても同じです
だから僕は常に子どもたちには『予測』する事の重要性を常に伝えています
予測力をあげる事で、人よりはやく動き出す事が可能になり、ボールをもらった時に、それだけゆっくりプレーする事ができます。
サッカーは、スピードが上がった中でプレーしなければいけないのでそれだけ、たくさんミスが起きてしまいます
少しでも、プレースピードを落とせるようになれば、それだけミスも減ります。
その為には、ボールを受ける前に、誰よりも素早く先回りで移動し、ボールを受けたときには、少しでもゆっくりプレーできるよう、準備をはやくする習慣をつけてもらいたいです
『思考をフライングさせる習慣』をつけておけば相手より先回りしてプレーする事が可能になります
まだまだ目の前の状況と闘っている選手が多すぎます
もしかしたらドリブルスクールが主流なように、優先順位がすでに2番目の練習を一生懸命やる事が習慣化されてしまっている弊害なのかもしれません
確かに、小学生年代~中学生年代までは、ボールを扱うテクニックが上がればそれなりに相手をかわせます
ただそれは、相手に駆け引きの技術がないからです
数年後、相手の頭脳がレベルアップした時、足元のテクニックだけでは難しくなります
ボールを扱うテクニックは大切です
だけど同時に『相手を扱うテクニック』も身に着けなければなりません
前回も、いいましたが本当に1流の選手たちは、わざわざ敵をかわさないといけない場所にパス・ドリブルをしませんし、そのような状況を不必要につくりません
まだまだ、思考のレベルアップには時間がかかりそうですがこの1年間、信念を曲げずに頑張りたいと思います